介護通信ヘルスケア業界のWEBメディア
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コロナ禍だからこそ生かしたい、ICTのチカラ

2021/08/26 10:00

新型コロナウイルス感染症は介護現場にも大きな影響を及ぼしてきましたが、残念ながら完全な事態の収束にはまだ時間がかかることが予想されます。厳しい時代に奮闘する介護事業所の皆さんに注目してほしいのが、ICT(情報通信技術)の導入です。今だからこそ現場でICTを活用したい理由と、具体的な活用方法をご紹介します。

いっそうの業務負担軽減が求められる時代に

感染対策など「新たな業務」が多く発生しているコロナ禍において、職員の負担感は重くなる傾向にあります。そうした状況だからこそ業務の負担軽減や効率化を図ることの意義はいっそう大きく、例えば「ペーパーレス化」などを実現するにもぴったりのタイミングです。

そもそも手書きでの書類作成には時間がかかる上、他の書類へ転記したりパソコンに打ち込んだりする作業も含めると、職員は大きな労力と時間を割く必要があります。しかし、ICT導入により介護記録などを簡単に入力・共有できればそうしたコストは大きく減らせますし、申し送りや引き継ぎといった伝達業務もスムーズに行えます。

特に、感染予防のため職員が現場との間で直行直帰している訪問介護事業所など、職員同士で会う機会が減っている現場では非常に有効でしょう。記録用紙やファイルを介した物理的な情報共有より、デジタル化された情報をオンラインでやり取りする方が、感染対策の面でも安心です。

対面しづらい環境下でICTが真価を発揮!

新型コロナウイルス感染症が拡大した状況下では、職員自身の感染リスクが高まるだけでなく、家族の感染、濃厚接触者への認定、子どもが通う保育所の休園といった理由で、出勤できない職員が出てくるかもしれません。実際、職員に担当外の利用者のケアに対応してもらったり、系列施設などから応援を要請したりした事業所も少なくないようです。そうしたとき、ICTの機能を生かして速やかに利用者の情報を検索できれば、直近の変化を含めた個別的ケア内容をしっかりと把握して現場に出ることができます。

Web会議アプリケーションやチャットツールなどを上手に活用して、職員との面談やミーティングなどを行っている介護事業所もあります。また、事前に管理者が収録した映像を動画配信サービスを経由して閲覧してもらうことで、事業所内研修や施設見学を実施するケースもあります。「会いたいのに、会えない」を乗り越えるために、ICTは心強いパートナーになり得るのです。

ICT導入は事業所の大きなアピールポイントに

ICTは、利用者のケアに直接役立つこともあります。例えば、施設サービスにおいて、ご家族との面会がかなわず利用者の認知機能低下が心配される例も多いとされていますが、オンラインでの面会を実現して利用者やご家族から喜ばれている事業所もあります。

さらに、独自のセンサーで排泄や睡眠の状態をモニタリングしたり、自動で見守りや巡回、駆け付けなどをしてくれる介護ロボットを導入したりするケースもあります。利用者の居室訪問を効率化することで職員の負担を減らすと同時に、感染リスクの低下も期待できるというわけです。

こうした積極的なICT導入は、他事業所との差別化にもつながります。新たな利用者、そして職員の獲得にあたっても、大きなアピールポイントになることでしょう。

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